頻度
よくみる
診断のポイント
【1】腟トリコモナス原虫(Trichomonas vaginalis)が腟,尿路,バルトリン腺,スキーン腺に定着することで生じる。
【2】他の性感染症に比べ年齢層が広く中高年にも認められる。また性交渉のない女性や幼児にも散見されるため,下着,リネン,便器などを介した感染経路が考えられる。
【3】帯下異常,悪臭,外陰・腟の刺激感,強い瘙痒感が主な症状である。
【4】併発する細菌性腔症に由来する症状も多い。
【5】10~20%の患者は無症状であるといわれ,子宮頸部細胞診で偶発的に診断される例も少なくない。
症候の診かた
【1】泡状で悪臭が強く黄緑色である帯下を特徴とするが,必ずしも当てはまらない。
【2】細菌性腟症の併発の有無,カンジダ腟炎の鑑別が必要である。
検査所見とその読みかた
【1】帯下の生食標本を鏡検する。活発に運動する腟トリコモナス原虫を確認できれば,診断が可能である。
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