今日の診療
診断

キサンチン誘導体中毒(テオフィリン中毒・カフェイン中毒)
Xanthine Derivative Poisoning
平川 昭彦
(田附興風会医学研究所北野病院・救急科主任部長(大阪))

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診断のポイント

 テオフィリンやカフェインはキサンチン誘導体として知られており,中毒症状として,中枢神経症状,心循環器症状,消化器症状,電解質異常などが現れる。

【1】テオフィリン

❶60歳以上と3歳以下が多い。

❷気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患の病歴,テオフィリンの処方歴や大量内服。

【2】カフェイン

❶眠気防止目的のカフェイン製剤や総合感冒薬・解熱鎮痛薬などの複合剤の大量内服。

❷長期にわたる大量のエナジードリンクやコーヒーの飲用。

緊急対応の判断基準

 重症のキサンチン誘導体中毒では難治性の致死性不整脈となり,急性血液浄化法や経皮的人工心肺装置の装着が必要となることがあるため,自施設で対応できないと判断した場合は,高次医療機関への転送を考慮する。

症候の診かた

 テオフィリン(1,3-dimethylxanthine)およびカフェイン(1,3,7-trimethylxanthine)はキサン

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