頻度
ときどきみる(小児の中毒で最多であったが,喫煙者の減少により縮小した)
診断のポイント
【1】タバコの経口摂取をきたす状況がある。
【2】家族に喫煙者がいる小児に,原因不明の嘔吐が生じている。
【3】悪心・嘔吐,顔面蒼白,発汗,めまい,流涎,流涙,下痢,腹痛,頻脈,高血圧(軽~中等症)。
【4】錯乱,不穏・興奮,嗜眠,昏睡,けいれん発作,筋力低下,呼吸筋麻痺,呼吸停止,徐脈,低血圧(重症)。
緊急対応の判断基準
【1】浸出液を飲んだ場合。高濃度で吸収が早い。
【2】自殺企図など意図的なもの。覚悟のうえで大量に摂取しているおそれがある。
【3】認知症による理解低下や注意不足がある。知らずに大量に摂取しているおそれがある。
症候の診かた
【1】嘔吐は一番多い症状である。経口摂取後,直ちに嘔吐中枢を介して嘔吐が生じる。嘔吐による排出により致死的となる中毒はまれである。
【2】自律神経,中枢神経,骨格筋に作用し,はじ