今日の診療
診断

有毒アルコール中毒(メタノール・エチレングリコール)
Alcohol Intoxication
織田 順
(大阪大学教授・救急医学)

頻度

正確な頻度は不明であるが,工業用物質の溶媒(メタノール),不凍液や保冷剤(エチレングリコール),まれに農薬に用いられている。入手しやすいため,自殺目的,誤飲により中毒が発生する。

診断のポイント

【1】現病歴が重要であるが,自殺企図や認知症の場合などで正しい情報を聴取できないことがある。

【2】特に原因不明の代謝性アシドーシス,アニオンギャップ増加(>16mEq/L)を認める場合には本中毒を疑う。

【3】エチレングリコール中毒では症状が経時的に進行する。

症候の診かた

【1】アルコール類の直接作用は中枢神経系の抑制であり,臓器障害をきたす主体は代謝産物による毒性である。

【2】メタノールは1時間以内にすみやかに吸収され,中枢神経症状,消化器症状を生じる。

❶脱力感,頭痛,悪心・嘔吐,酩酊,頭痛,めまい,けいれん,昏睡をきたすことがある。

❷遅れて視神経異常として霧視,失明をきたしうる。

【3】エチレングリ

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