頻度
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診断のポイント
【1】ゲーム依存については,ICD-11のゲーム行動症の診断基準に従う(表1図)。
【2】ゲーム以外のネットアプリに対する依存(例えばSNS依存)についても,ゲーム行動症の基準に準ずる。
【3】思春期に好発し,ゲーム依存は男性に,また,SNS依存は女性に多い傾向がある。
【4】ネット依存外来では,患者の80%以上はオンラインゲームに依存している。
【5】ネットに接続されていないオフラインゲームに比べて,接続されているオンラインゲームへの依存率が圧倒的に多い。
【6】患者は自身のネット使用や問題を過少申告することが多いので,両親などからも情報を得る。
症候の診かた
【1】ゲーム・ネットアプリの使用:長時間に及ぶが,診断のための時間の目安はない。依存しているアプリへの没頭度が強い。ゲームとSNSなど複数のアプリを並行して使っていることが多い。
【2】随伴する健康問題:睡眠障害はネット