頻度
情報なし
【1】小児骨折:肘周辺は小児で骨折しやすい部位である。最も多いのは上腕骨顆上骨折で,上腕骨外顆骨折がこれに続く。好発年齢はいずれも5~8歳とされる。その他,上腕骨内側上顆骨折,橈骨頸部骨折,Monteggia脱臼骨折(橈骨頭脱臼+尺骨骨幹部骨折)などが続く。
【2】成人骨折:肘周辺骨折では,肘頭骨折の頻度が高い。上腕骨遠位部骨折では,若年者に起こる高エネルギー損傷と高齢者に起こる軽微な転倒などによる低エネルギー損傷の二峰性分布を示す。その他,橈骨頭骨折,橈骨頸部骨折,上腕骨小頭骨折,Monteggia脱臼骨折などがある。
診断のポイント
【1】疼痛,腫脹,圧痛部位の詳細な診察により骨折部位の特定を行う。
【2】X線診断が基本で,骨折の有無を評価する(小児骨折では骨年齢的に軟骨成分が多いため読影は困難な場合あり)。
【3】健側を撮影しての比較読影が重要である。
【4】補助診断として,CT〔M