頻度
よくみる〔腰椎分離症の頻度は日本人の約6%といわれている。また両側分離症のうち75%にすべり症が併発する(Spine 34: 2346-2350, 2009)。したがって,比較的頻度の高い疾患であるといえる〕
診断のポイント
【1】単純X線でほぼ診断は確定される。すべり症は側面X線像で明確に診断される。基盤に分離症がある場合は分離すべり症といい,分離症がない場合は変性すべり症あるいは無分離すべり症といわれる。分離症の有無は斜位X線像により診断がつきやすい。図1図が典型的X線像である。
【2】高齢者で変形が強い場合には分離症の有無は単純X線では判断しにくい場合があり,その場合にはCT撮影が重要になる。図2図は発育期分離症のCTとCT-like MRIである。分離部がCT-like MRIでも確認されており,被曝の問題から今後はCT-like MRI中心,すなわちCT freeの時代に向かうこと