頻度
あまりみない(10万人あたり5人前後)
診断のポイント
【1】幼児から小学校低学年にかけての男児が典型的。
【2】跛行,片側股関節-下肢の疼痛,可動域制限。
【3】単純X線における大腿骨近位骨端核の圧壊,硬化像。
症候の診かた
【1】跛行:疼痛の訴えなく跛行のみが主訴の場合があり,周囲が気づき受診することもある。
【2】股関節-下肢痛:疼痛部位は股関節から膝までの訴えが多いが一定せず疼痛がはっきりしないこともある。股関節の圧痛は左右差を認めることがあり,運動時痛が主で安静時痛は少ない。
【3】股関節可動域制限:関節内圧上昇のため外転,内旋,屈曲内転の制限が出やすい。
【4】脚長差と下肢筋萎縮:長期経過例でみられる。
検査所見とその読みかた
【1】単純X線検査:両股関節正面像と側面像もしくはLauenstein像の2方向を撮影する。大腿骨近位骨端部の左右差を認める場合はMRIによる精査が必要である(図1図)。