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変形性股関節症診療ガイドライン2016(改訂第2版)
診断のポイント
【1】鼠径,大腿部,殿部の疼痛。
【2】股関節可動域制限。
【3】跛行。
【4】股関節単純X線所見:軟骨下骨の骨硬化,関節裂隙の狭小化,骨囊胞,骨棘形成。
【5】発育性股関節形成不全の既往,家族歴,過去の労働内容と期間,スポーツ歴,外傷歴。
症候の診かた
【1】疼痛
❶鼠径部痛が主体となる。関連痛として殿部痛や大腿部痛も生じうる。
❷初期には,運動開始時・坐位から起立する際の疼痛や,長時間歩行後のだるさとして自覚される。病期の進行とともに疼痛の頻度が多くなり,安静時痛や夜間痛が出現してくる。
❸診察所見として,股関節の他動運動で疼痛が誘発されること,患側の下肢を対側下肢にのせて股関節を屈曲・外転・外旋させると疼痛が誘発されるPatrick testが陽性であること,Scarpa三角の圧痛が認められるかどうかをチェックする。ただ