今日の診療
診断

特発性大腿骨頭壊死症
Idiopathic Osteonecrosis of the Femoral Head (ONFH)
秋山 治彦
(岐阜大学教授・整形外科学)

頻度

ときどきみる

【1】わが国の全国有病率は人口10万人あたり18.2人。

【2】1年間の新規発生数は約2,000~3,000人。

【3】男女比は1.2~2.1:1。

【4】若年期から壮年期に好発に好発するが,男性20~59歳,女性20~79歳の年齢分布。

GL

特発性大腿骨頭壊死症診療ガイドライン2019

診断のポイント

【1】ステロイド全身投与歴,アルコール習慣性飲酒歴,喫煙。

【2】全身性エリテマトーデスなどの膠原病の合併・治療歴。

【3】骨壊死が起こり,痛みが出現するまで時間差がある。

【4】単純X線で帯状硬化像や軽度の骨頭圧潰を見逃さない。

【5】MRIが診断に有用である。

症候の診かた

 大腿骨頭の一部が血流の低下(虚血)により壊死に陥った状態。

【1】骨壊死が発生した時点では無症状であることが多い。骨髄浮腫や骨頭圧潰が生じ発症すると疼痛が出現する。

【2】診断にはMRIが有用で,経過中に壊死域の拡大はみられ

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