今日の診療
診断

紅皮症
Erythroderma
山本 俊幸
(福島県立医科大学教授・皮膚科学)

頻度

あまりみない〔海外でのデータになるが,人口10万人あたり1~2人という罹患率が報告されている(J Am Acad Dermatol 8: 836-840, 1983,J Am Acad Dermatol 45: 675-678, 2001)。また,皮膚科を受診した患者のうち,紅皮症と診断した患者は0.03%という報告もある(Int J Dermatol 44: 731-735, 2005)。男性に多いのは,どの報告でも共通している〕

診断のポイント

【1】融合する紅斑が全身の90%以上を占め,健常皮膚は島状に残存する程度である。

【2】落屑を伴うことが多く,剝脱性皮膚炎(exfoliative dermatitis)と同義とされる。

【3】境界は明瞭な場合もあれば,不明瞭な場合もある。

緊急対応の判断基準

【1】悪寒,微熱,リンパ節腫脹(dermatopathic lymphadenopathy)

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