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診断のポイント
伝染性膿痂疹は水疱性膿痂疹と非水疱性膿痂疹に大別される。
【1】水疱性膿痂疹(図1図)
❶幼小児,夏季に多い。
❷水疱,痂皮を伴うびらん面が多発する。
❸病変部からの細菌培養で黄色ブドウ球菌〔メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)含む〕が陽性。
【2】非水疱性膿痂疹(痂皮性膿痂疹)
❶年齢,季節にかかわらず発症する。
❷厚い痂皮の下床に膿が貯留する病変が多発する。
❸発熱,咽頭痛,所属リンパ節腫脹などの全身症状を伴うことが多い。
【3】ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(SSSS)(図2図)
❶5歳以下の乳幼児に多い。
❷顔は浮腫性で,眼脂を伴うことが多く,口囲に放射状の亀裂を認め,特徴的な顔貌を呈する。
❸間擦部に潮紅,弛緩性水疱,びらん。疼痛を伴う。
❹Nikolsky現象陽性(皮膚がこすれると容易に表皮が剝離する)。
❺発熱(ない場合もある),倦怠感,咽頭発赤,頸部リンパ節腫脹。