今日の診療
診断

母斑
Nevus
木庭 幸子
(信州大学准教授・皮膚科学)

頻度

色素細胞母斑:よくみる

色素細胞母斑以外:ときどきみる~あまりみない

診断のポイント

【1】病変の経時的変化は緩徐。

【2】色素細胞母斑は直径6~7mm以下までの黒色・黒褐色の円形・楕円形の色素斑・局面・結節。

【3】先天性色素細胞母斑は小型から50cm以上の巨大型まで。

【4】扁平母斑は先天性の淡褐色~褐色の色素斑。

【5】脂腺母斑は生下時には淡黄色の脱毛斑。

症候の診かた

【1】色素細胞母斑には先天性と後天性がある。

❶色素斑:色素性の母斑は褐色調や黒色調の斑で始まる。境界明瞭で,色調は均一で,円形や楕円形を呈する。先天性色素細胞母斑は,成人期のサイズにより,小型:直径1.5cmまで,中型:直径20cmまで,大型:直径20cm以上,巨大型:50cm以上,に分類する。

❷結節:時間の経過とともに隆起する。円形・楕円形のまま局面状,ドーム状,半球状,時に有茎性,広基性に隆起する。剛毛を伴うこともある。

【2】

残り約2300文字

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