頻度
ときどきみる
診断のポイント
【1】毛髪奇形の診断には,トリコスコピー(ダーモスコピー)や顕微鏡を用いての毛髪の観察が重要である。
【2】毛髪奇形の多くが先天性だが,後天性に生じることもある。
【3】先天性の毛髪奇形は,全身疾患(症候群)の一症状として認められることがある。
症候の診かた
【1】縮毛症(woolly hair)
❶頭髪が強く不規則に縮れ,その成長が数cmで止まってしまうことが特徴である(図1図)。
❷縮毛症のほとんどが非症候性だが,まれに,拡張型心筋症,掌蹠角化症や脆弱な皮膚などの毛髪症状以外の異常を呈する症候性の患者も存在する。
❸頭部の一部のみに限局して縮毛を呈するwoolly hair nevusという疾患もある。
【2】連珠毛(monilethrix)
❶毛髪の径が周期的に異常に細くなることで数珠状の外観を示す毛髪奇形である。
❷毛髪が細くなっている部位が脆弱なので容易な刺激で切れてし