今日の診療
診断

発汗障害
Sweating Disorders
下田 由莉江
(杏林大学講師・皮膚科学)

GL

・原発性局所多汗症診療ガイドライン2023年改訂版

・特発性後天性全身性無汗症診療ガイドライン改訂版(2015)

診断のポイント

【1】原発性局所多汗症(❶~❺は診断基準に含まれる)(日皮会誌 133:157-188,2023)

❶25歳までに発症する。

❷対称性で,就寝中は症状がない。

❸週に1回以上多汗のエピソードがある。

❹多汗により日常生活に支障をきたす。

❺原因なく症状が6か月以上続く。

【2】特発性後天性全身性無汗症(❶,❷は診断基準)(J Dermatol 44: 394-400, 2017)

❶非髄節性の発汗低下領域が全身の25%以上の面積を占める。

❷発汗障害以外の自律神経症状がない。

❸思春期~青年期男性に多い。

❹肉体労働者に多い。

❺熱中症症状を繰り返す。

症候の診かた

【1】原発性局所多汗症

❶左右対称性である。

❷腋窩,頭部・顔面,手掌,足底の順に頻度が高い。

❸精神的緊張,運動・温熱負荷時など

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