頻度
ときどきみる
診断のポイント
【1】第1趾に起こることが多い。
【2】爪の変形にはいろいろな形状があり,代表的な変形爪として巻き爪,爪甲鉤弯症,肥厚爪などがあるので,それらについて理解しておく。
【3】普段履いている靴を見て履き方を確認して,爪への圧迫の有無を観察する。
緊急対応の判断基準
変形爪はほとんどの症例が慢性に経過しているので,緊急性はない。もし疼痛を伴う場合は爪切りなど適切な処置で周囲皮膚への食い込みを軽減させる。
症候の診かた
さまざまな変形爪があり,巻き爪,爪甲鉤弯症,肥厚爪などについて理解しておく。
【1】巻き爪:爪甲が縦軸に向かって弯曲する状態であり,陥入爪と混同されている場合がある(図1図)。陥入爪は爪甲縁が爪周囲組織に食い込む状態であり,爪に変形がなく深爪してしまって起こることが多く,その状態が巻き爪と誤解している人が多い。また巻き爪と陥入爪が合併した症例はしばしばある。
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