今日の診療
診断

白内障
Cataract
久保 江理
(金沢医科大学特任教授・眼科学)

頻度

よくみる(白内障の初期混濁を含めた有病率は,50歳台で37~54%,60歳台で66~83%,70歳台84~97%,80歳以上で100%)

GL

白内障診療ガイドライン(2004)

診断のポイント

【1】高齢者,糖尿病患者,ステロイド治療中の患者,アトピー患者。

【2】まぶしさ(羞明,グレア),単眼複視。

【3】高次収差の増加,コントラスト感度の低下。

【4】屈折変化。

【5】進行すると視力が低下。

症候の診かた

【1】白内障の病型:皮質,核,後囊下白内障の主病型がある(図1)。

【2】まぶしさ(羞明)・単眼複視:初期の白内障,皮質白内障で認めることが多い。

【3】調節力の低下(老視の進行)・近視化など屈折変化:核白内障で認めることが多い。

【4】グレア(光がにじんで見える)や明所での視力低下:後囊下白内障。

検査所見とその読みかた

【1】視力検査:視力低下の有無を確認。

【2】コントラスト感度検査:明所・夜間でのコ

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