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診断

糖尿病網膜症
Diabetic Retinopathy (DR)
中尾 新太郎
(順天堂大学大学院主任教授・眼科学)

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糖尿病網膜症診療ガイドライン(第1版)(2020)

診断のポイント

【1】糖尿病を有する患者において,眼底検査にて網膜出血や毛細血管瘤を認める(図1a)。

【2】糖尿病罹病期間は網膜症の危険因子であり,5年以上では有意に発症リスクが上昇する。

【3】HbA1cは網膜症の危険因子であり,7%以上で有意だが,8%以上で発症リスクが大幅に上昇する。

症候の診かた

【1】糖尿病網膜症の多くは無症候である。

【2】視力低下は両眼で並行して発症するが,片眼ずつの場合も少なくない。

【3】視力低下を自覚するのは視力に重要な黄斑部に浮腫をきたす糖尿病黄斑浮腫(DME:diabetic macular edema),または糖尿病網膜症の末期である増殖期の硝子体出血や牽引性網膜剝離となる。

【4】自覚症状はさまざまであるが,DMEでは中心のぼやけ,硝子体出血では飛蚊症をきたすことが多い。

検査所見とその読みかた

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