診療支援
診断

視神経炎・視神経症
Optic Neuritis, Optic Neuropathy
中馬 秀樹
(宮崎大学准教授・眼科)

頻度

ときどきみる

GL

抗アクアポリン4抗体陽性視神経炎診療ガイドライン(2014)

診断のポイント

【1】視神経炎は,片眼,急性から亜急性に発症し,霧視を自覚し,眼球運動時痛を合併することが多い。

【2】眼窩部造影MRIで病側視神経が高信号を呈する。

【3】典型的視神経炎と非典型的視神経炎に分けて考える。

【4】典型的視神経炎は臨床的に診断する。臨床的特徴は,15~45歳,女性に多い,急性から亜急性発症,片眼性,眼球運動痛あり,相対的瞳孔求心路障害(RAPD:relative afferent pupillary defect)陽性,約3分の1の症例に他の全身神経症状やその既往あり,である。

【5】【4】以外はすべて非典型的視神経炎と考える。

【6】非典型的視神経炎は感染性と非感染性に分類され,原因の精査が必要である。

症候の診かた

【1】視力低下:片眼に,急性から亜急性に発症し,霧視を自覚する。

【2】疼痛:

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら

トライアル申込ボタンを押すとトライアル申込ページに遷移します

トライアルの申し込みが完了しましたら,ライセンス情報更新ボタンを押してください