診療支援
診断

鼻アレルギー
Allergic Rhinitis
大久保 公裕
(日本医科大学大学院教授・頭頸部感覚器科学分野)

頻度

よくみる(アレルギー性鼻炎全体では1998年29.8%,2008年39.4%,2019年には49.2%と10%ずつ有病率が上昇している。スギ花粉症では同じく16.2%,26.5%,38.8%である。一方,通年性アレルギー性鼻炎では18.7%,23.4%,24.5%で微増となっている)

GL

鼻アレルギー診療ガイドライン-通年性鼻炎と花粉症-2024年版(改訂第10版)

診断のポイント

【1】問診によるくしゃみ,鼻汁,鼻閉の症状の一定期間以上の継続の確認。

【2】症状の季節性の確認。

【3】血清特異的IgEあるいは皮膚反応での原因抗原が特定。

【4】症状があるときの鼻汁好酸球検査陽性(好酸球増多性鼻炎との鑑別)。

【5】他のアレルギー疾患の合併の有無。

緊急対応の判断基準

 アレルゲン免疫療法施行時のアナフィラキシー反応では中止が必要である。皮膚の発赤,呼吸器症状,消化器症状など多彩な症状で発現するが,血圧

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