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診断

鼻副鼻腔炎
Rhinosinusitis
藤枝 重治
(福井大学教授・耳鼻咽喉科・頭頸部外科学)

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鼻副鼻腔炎診療の手引き(日鼻誌,63:1-85,2024)

診断のポイント

【1】膿性もしくは粘性の鼻漏。

【2】後鼻漏を伴う。

【3】鼻閉がある。

【4】嗅覚障害がある。

【5】咳嗽の併発。

緊急対応の判断基準

【1】3か月以内の新生児で突然の高熱,頬部腫脹,眼球突出,鼻閉,鼻漏を認める場合。

【2】眼球突出,眼球運動障害を認めたり,眼科的に原因が不明な急激な視力障害を認めたりする場合。

 いずれの場合も高次医療機関に至急紹介する。

症候の診かた

【1】鼻症状:水様性ではなく,膿性もしくは粘性鼻漏を認め,鼻閉,嗅覚障害を訴える。

【2】呼吸器症状:湿性の咳嗽を認める。痰が出ると訴える。咽頭後壁に後鼻漏を認める(図1)

【3】痛み:頬部痛,頭痛,眼痛および頬部・眼周囲の腫脹,発熱を認めることがある。

【4】気管支喘息,NSAID不耐症(N-ERD:NSAID-exacerbated respirato

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