今日の診療
診断

膀胱腫瘍(膀胱癌)
Bladder Tumor(Urinary Bladder Cancer)
古家 琢也
(岐阜大学大学院教授・泌尿器科学)

頻度

ときどきみる(人口10万人対罹患率18.5人,人口10万人対死亡率7.4人)

GL

・膀胱癌診療ガイドライン2019年版

・膀胱癌診療ガイドライン2022年アップデート

診断のポイント

【1】血尿(肉眼的・顕微鏡的)を契機に発見されることが多い。

【2】排尿時痛,頻尿などの膀胱炎様症状を呈する場合もあり,抗菌薬の効果が得られない際にも,本疾患を考慮する。

【3】診断は,膀胱鏡による腫瘍の同定と生検による病理診断で行う。膀胱癌の90%以上は,尿路上皮癌である。

【4】尿細胞診,あるいは尿中NMP22や尿中BTAなどの腫瘍マーカーは,あくまで診断の補助として使用する。

症候の診かた

【1】血尿

❶肉眼的血尿を認めた場合には,必ず泌尿器科専門医への受診を強く勧める。

❷顕微鏡的血尿を認める場合でも,本疾患を考慮し,場合によっては泌尿器科専門医への受診を勧める。

【2】難治性膀胱炎:抗菌薬の効果を認めない場合,上皮内癌

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