今日の診療
診断

精巣腫瘍
Testicular Cancer
込山 元清
(国立がん研究センター中央病院・泌尿器・後腹膜腫瘍科外来医長(東京))

頻度

あまりみない(10万人に2.5人程度)

GL

精巣癌診療ガイドライン2024年版

診断のポイント

【1】胚細胞腫瘍は以前より高齢化してきており30~40歳台がピークで,40~50歳台が続く。50歳以上の症例は約18%を占めている。高齢男性の腫大は悪性リンパ腫の発生が多い。

【2】通常,片側の精巣の無痛性の腫大や硬結を触れる。たまに女性化乳房などの所見をきたす場合もある。

【3】AFP・hCG・LDHといった血清腫瘍マーカーが上昇することが多い。

【4】超音波検査などで水腫による陰囊腫大ではない場合,早急に専門医に相談を要する。

症候の診かた

【1】片側の硬く腫大した精巣を触れた場合,その後は診断として触診は過剰にせず,早急に専門医に紹介する。

【2】透光性や超音波検査にて水腫病変との鑑別が必要,MRIやドプラ超音波検査で血流診断が有効。

【3】陰囊皮膚に発赤や痛みを伴う場合は,むしろ炎症性疾患や垂の捻転,精

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