今日の診療
診断

子宮頸癌および前駆病変
Cervical Cancer and Precursor Lesions
宮城 悦子
(横浜市立大学大学院教授・生殖成育病態医学)

頻度

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2019年全国がん登録によれば,子宮頸癌の罹患数は年間10,879例と報告されている。一方,上皮内癌・高度異形成を含めた場合34,990例とされ,その差の約24,000は,上皮内癌・高度異形成であると推計できる。軽度異形成,中等度異形成については,自然退縮も多く,レジストリーがないため罹患数は不明である。

GL

子宮頸癌治療ガイドライン2022年版(第4版)

診断のポイント

【1】早期発見は,無症状での子宮頸癌検診(日本の推奨は,20歳以上で2年に1回,子宮頸部細胞診)が重要である。

【2】細胞採取器具(図1)は,専用のへらやブラシを用いる。綿棒による採取は推奨されない。

【3】子宮頸部細胞診の結果判定にはベセスダシステムを用いる(表1)。

【4】ベセスダシステムでは,意義不明異型扁平上皮(ASC-US:atypical squamous cells of undetermined

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