頻度
あまりみない
GL
外陰がん・腟がん治療ガイドライン2015年版
診断のポイント
【1】外陰癌は高齢者に多くみられるが,40歳以下の若年者でも増加傾向である。
【2】外陰癌の危険因子は,高齢,ヒトパピローマウイルス(HPV)感染,喫煙,高い性的活動,免疫力の低下,硬化性苔癬などである。
【3】外陰部の瘙痒感や疼痛,腫瘤だけでなく,外陰部の色調変化,難治性の湿疹様病変にも注意が必要である。
【4】経過の長い外陰炎は,鑑別のため皮膚生検を行うか専門施設への紹介を検討する。
症候の診かた
【1】外陰部の瘙痒感:外陰炎や外陰癌に最も多い初期症状であり,外陰上皮内病変の時期からみられる。外陰癌の初期の段階では疼痛や腫瘤感を自覚することは少ないため,長期にわたって放置されたり,漫然と軟膏処置のみを長期に続けていたりしていることも多い。
【2】外陰部の疼痛や腫瘤:ヒリヒリとした痛みは外陰炎の特徴であるが,外陰炎では腫瘤