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産婦人科診療ガイドライン─婦人科外来編2023
診断のポイント
【1】生殖可能年齢の女性にみられる良性疾患。
【2】過多月経,過長月経がある。
緊急対応の判断基準
【1】過多月経が続き高度貧血となった場合,筋腫分娩などによって止血が得られない場合は,輸血や緊急処置を要する。
【2】筋腫の圧迫による尿閉は,早期治療を要する。
【3】有茎性漿膜下筋腫の捻転による急性腹症は,緊急手術を要する。
症候の診かた
【1】過多月経・過長月経:筋腫が子宮を伸展させて子宮内膜の表面積が増加することや,子宮収縮による止血作用が阻害されることによる。月経困難を伴う場合もある。
【2】圧迫症状:筋腫が骨盤腔および腹部を圧迫し,腹部腫瘤の自覚,尿路圧排による頻尿や排尿障害,静脈圧排による深部静脈血栓症を生じうる。
【3】不妊・不育症:筋腫による子宮内腔の変形は着床障害の原因となりうる。
【4】妊娠中の諸症状:妊娠中に筋腫が