頻度
よくみる(生殖年齢の女性の7~10%に発生する。近年の晩婚化,晩産化により有病率は増加している)
診断のポイント
【1】月経困難症,慢性骨盤痛,性交痛,排便痛などの疼痛と不妊が主症状である。
【2】超音波断層法およびMRIで,しばしば卵巣子宮内膜症性囊胞(卵巣チョコレート囊胞)を認める。
【3】確定診断には,腹腔鏡や開腹術で病変を直接視認し,組織学的検査を行う。この際,R-ASRM(Revised American Society for Reproductive Medicine)スコアにより,進行期分類を決定する。
【4】組織学的に確定診断が行われていない症例で,問診,内診所見,超音波断層法やMRIの所見から子宮内膜症が強く推定される場合には「臨床子宮内膜症」と診断し,管理,治療を行う。
緊急対応の判断基準
卵巣子宮内膜症性囊胞の破裂,感染が生じた場合には,症状,検査所見の重症度により緊急手術