今日の診療
診断

胎児機能不全(fetal well-beingの評価法)
Non-reassuring Fetal Status(NRFS)
五味 陽亮
(埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センター)

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産婦人科診療ガイドライン─産科編2023

診断のポイント

【1】NRFSで最も重要である病態は,低酸素症からのアシドーシスで低酸素性虚血性脳症(脳性麻痺)や胎児死亡が起こりうることである。

【2】well-beingの評価方法はNST(non-stress test),CST(contraction stress test)などの胎児心拍数陣痛図(CTG:cardiotocogram)とBPS(biophysical profile scoring),胎児血流計測がある。

検査所見とその読みかた

【1】一般的にNRFSはCTG,BPS,胎児血流計測にて評価されるが,CTGの検査特性として特異度は高いものの,偽陽性率も高いため陽性的中率は低い。しかし,分娩進行中など長時間にわたって経時的に,また簡便に胎児の評価を行うのに優れているためCTGが使用されている。

【2】CTGの読みかた:基線

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