頻度
【1】妊娠中の明らかな糖尿病:ときどきみる
【2】妊娠糖尿病:よくみる
【3】劇症1型糖尿病:あまりみない
GL
・糖尿病診療ガイドライン2019
・産婦人科診療ガイドライン─産科編2023
診断のポイント
【1】妊娠中の明らかな糖尿病・妊娠糖尿病
❶血糖によるスクリーニング〔随時血糖,50g経口ブドウ糖負荷試験(グルコースチャレンジテスト)〕陽性。
❷次のような糖代謝異常リスク因子がある。
●妊娠糖尿病既往
●糖尿病家族歴
●肥満
●巨大児出産既往
●糖代謝異常既往
【2】劇症1型糖尿病:下記症状を急性発症
❶高血糖症状(口渇・多飲・多尿)。
❷消化器症状(悪心・嘔吐・腹痛)。
❸意識障害。
緊急対応の判断基準
糖尿病性ケトアシドーシスでは母児ともに重篤な転帰となるため,緊急対応を要する。妊娠中の明らかな糖尿病および妊娠糖尿病における本病態の発症はまれであるが,妊娠中の劇症1型糖尿病ではケトアシドーシス発症がその診断契機