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小児呼吸器感染症診療ガイドライン2022
診断のポイント
【1】胸部聴診所見:低調性連続音(rhonchi)や水泡音(coarse crackles)などの副雑音の聴取や,呼吸音の減弱を認めることもある。
【2】血液検査:白血球数10,000/μL以上やCRP値4.0mg/dL以上であれば細菌性の可能性が高くなる。
【3】胸部X線:肺の炎症性変化や滲出物貯留による含気低下による画像変化。肺炎診断のゴールドスタンダードである。しかしながら,画像所見で原因微生物を鑑別することは困難である。
症候の診かた
発熱・咳嗽:肺炎においてはこれらの症状はほぼ必発であり,特に鼻翼呼吸や陥没呼吸などの呼吸困難徴候があればさらに可能性が高くなる,また,発熱,咳嗽が数日間経過しても改善しない場合も可能性が高くなる。
検査所見とその読みかた
【1】胸部聴診所見:rhonchiやcoarse crackles