頻度
よくみる
【1】乳幼児期に好発し,6か月~3歳の3%が罹患する(Am Fam Physician 97: 575-580, 2018)。
【2】軽症例が多く入院治療を要する重症例はわずかだが,米国では入院症例の1~3%に気管挿管が必要であったと報告されている(Int J Pediatr Otorhinolaryngol 90: 86-90, 2016)。
診断のポイント
【1】特徴的な臨床症状(犬吠様咳嗽,吸気性喘鳴,嗄声,呼吸困難など)から診断する。
【2】ウイルス感染に起因するものをクループとよび,病理学的には声門から声門下の気道粘膜の炎症性浮腫が主体である。
【3】原因ウイルスとしてパラインフルエンザウイルス,ライノウイルス,インフルエンザウイルス,RSウイルスなどがあげられ,近年ではSARS-CoV-2も報告されている。
【4】クループ以外に吸気性喘鳴や犬吠様咳嗽をきたす疾患を表1図に示す。