今日の診療
診断

小児の感染性心内膜炎
Infective Endocarditis(IE) in Children
三谷 義英
(三重大学医学部附属病院・周産母子センター病院教授)

頻度

一般小児:あまりみない,先天性心疾患児:ときどきみる

GL

感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン(2017年改訂版)

診断のポイント

【1】原因となる心疾患と抜歯などの誘因の存在。

【2】発熱。

【3】急な心不全と心雑音の増強。

【4】塞栓症状。

【5】血液培養陽性と心エコー検査での疣贅。

緊急対応の判断基準

【1】小児循環器科に加えて,心臓血管外科,脳神経外科,放射線科,感染症科などの集学的なIEチームとの連携した迅速な対応が必要。

【2】人工弁の感染,弁機能障害による心不全例,大きな疣贅,弁周囲膿瘍により抗菌薬治療抵抗例では,早期の心臓手術の検討が必要。特に重度弁機能障害を伴う10mm以上の疣贅を有する自己弁IEでは,早期手術が推奨される。

【3】中枢神経合併症例では,脳塞栓,出血性脳梗塞ないし感染性脳動脈瘤の破裂などもあり,心臓血管外科に加えて脳神経外科との連携が必要。脳梗塞合併時にも脳出血の

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