頻度
あまりみない
診断のポイント
【1】男性。
【2】進行性の筋力低下。
【3】血清CK値の上昇。
【4】家族歴。
症候の診かた
【1】筋力低下
❶Duchenne型筋ジストロフィー(DMD),Becker型筋ジストロフィー(BMD)はともにX染色体潜性(劣性)遺伝形式をとるため,男性が罹患する。家系内にDMD,BMD患者がいる男性が筋力低下を呈する場合,まずDMD,BMDを鑑別する。
❷家族歴がない場合,DMDでは3~5歳に運動発達遅滞,よく転ぶ,走れない,ジャンプができない,階段昇降が困難などの症状で気づかれることが多い。その後,動揺性歩行,Gowers徴候などの近位筋優位の筋力低下を認め,10歳台に歩行を喪失する。
❸BMDの症状はDMDに類似するが,発症時期がより遅く,15歳を過ぎても歩行が可能である。
検査所見とその読みかた
【1】血液検査
❶DMD,BMDでは,症状が明らかでない時期から,血清CK値の上