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診断

外鼠径ヘルニア
Indirect Inguinal Hernia
岡田 和丈
(東海大学医学部付属八王子病院准教授・消化器外科学)

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鼠径部ヘルニア診療ガイドライン2024(第2版)

診断のポイント

【1】鼠径部の膨隆。

【2】鼠径部の膨隆は仰臥位や圧迫で縮小もしくは消失する。

【3】膨隆が戻らず強い疼痛を伴うときは嵌頓を疑う。

【4】組織の脆弱化による内鼠径輪の開大が主発生要因である。

緊急対応の判断基準

【1】嵌頓が用手的に整復できないときは緊急手術が必要である。

【2】整復できても遅発性腸管穿孔や狭窄の可能性がある。

症候の診かた

【1】鼠径部の膨隆:立位で腹圧をかけるとわかりやすい。片側の場合は両側の鼠径部を同時に触診し左右差をみるとよい。その後仰臥位にして還納できるか確認する。

【2】ヘルニア内容を腹腔内に還納できない場合,非還納性ヘルニア(還納はできないが膨隆以外の症状がない)と嵌頓ヘルニア(急に発症し強い疼痛を伴う),そして嵌頓ヘルニアのうち血流障害を伴う絞扼性ヘルニアを鑑別する。嵌頓ヘルニアと絞扼性ヘルニアは緊

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