頻度
よくみる(鼠径部ヘルニアの約15~20%を占める)
GL
鼠径部ヘルニア診療ガイドライン2024(第2版)
診断のポイント
【1】男性,中高年以降に多い。
【2】無症状,無痛性が多い。
【3】Hesselbach三角を覆う横筋筋膜(鼠径管後壁)の抵抗減弱が主要因である。
【4】後天性が多い。
緊急対応の判断基準
【1】膨隆が硬く,発赤,熱感,疼痛を伴い,嘔気・嘔吐を示す場合,嵌頓(臓器が嵌まり込み阻血をきたす)を疑うが,外鼠径ヘルニアに比較しその頻度は低い。
【2】画像検査で嵌頓臓器の血流低下を認める場合,緊急手術の適応がある。
症候の診かた
【1】立位で膨隆,臥位で消失する。
【2】鼠径靱帯の頭側,上方に膨隆を示す。
【3】陰囊に達するような巨大な膨隆は少ない。
【4】手掌圧迫で用手的還納は可能も,触診,視診だけで外鼠径ヘルニアとの鑑別は困難である。
検査所見とその読みかた
【1】超音波検査:下腹壁動静脈より内側から