頻度
あまりみない
【1】わが国では,年間に男性10万人あたり0.56人の発症と報告されている(西日泌 64:380-390,2002)。
【2】新生児期と思春期に多く,二峰性の年齢分布を示しており,思春期に60~70%が発症する。
GL
急性陰嚢症診療ガイドライン2014年度版
診断のポイント
【1】一般に左の精巣は,右よりもやや低い位置に認められることを留意し,精巣の位置や向きを診察する。
【2】精巣の挙上や,横位が認められた場合は,精索捻転症である可能性が高い。
【3】精索捻転症の90%で消失する,精巣挙筋反射(太ももの内側を触ると精巣が持ち上がる反射)の有無も重要な所見である(J Pediatr Urol 7: 470-474, 2011)。
【4】超音波断層法(カラードプラ法)により,患側精巣の血流消失が診断に有用な所見である。
【5】ガドリニウム造影MRIや精巣シンチグラフィの有用性も報告されており