今日の診療
治療

高齢期の睡眠障害
sleep disorders in the elderly
吉田 祥
(吉田診療所・院長(大阪))
清水徹男
(秋田大学大学院教授・精神科学)

加齢により睡眠に生じる変化

◆疾患概念

【定義・病型】

 加齢現象は身体面,精神面にさまざまな形で表れるが,睡眠にも加齢による変化が生じる.主観的には寝つきが悪い,何度も目が覚める,朝早く目が覚めるといった訴えが増える.終夜睡眠ポリグラフ検査による客観的な評価では,夜間の総睡眠時間の減少,入眠後の総覚醒時間の増加と睡眠効率(夜間に就床している時間のうち,実際に眠っている時間の割合)の低下がみられる.また浅い睡眠(睡眠段階1,2)の割合が増え,深い睡眠(徐波睡眠)が減少する.これらの変化から,中途覚醒や熟眠障害などの自覚に結びつくことがある.

【病態・病因】

 加齢による変化は体内の概日リズムをコントロールする時計機構(生物時計)にも生じる.その結果,深部体温の振幅の減少や就床・起床時刻の位相前進(早寝早起き傾向)といった現象が起きやすい.また高齢者では全体的な活動量が低下しやすく疲労感が少ないため,

関連リンク

残り約5000文字

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン

チケット利用で30分全ページ閲覧

所持チケット:0枚残り利用回数:5/5

チケット00枚を消費して「コンテンツタイトル」を閲覧しますか?

※限定チケットから優先的に消費されます

チケットが不足しています。

チケット利用による閲覧上限を超えています。

いいえ
チケット獲得
閉じる
閉じる

チケットの利用に失敗しました。
お手数ですが、再度お試しください。

閉じる

対象のコンテンツはチケット利用対象外です。

閉じる
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら

トライアル申込ボタンを押すとトライアル申込ページに遷移します

トライアルの申し込みが完了しましたら,ライセンス情報更新ボタンを押してください

検索条件を追加

キーワード
検索対象
カテゴリ
キャンセル