◆疾患概念
中枢神経系に影響を与えるホルモン剤として,副腎皮質ステロイド,女性ホルモン製剤が挙げられる.特に副腎皮質ステロイドは内科疾患で幅広く適応があり,精神症状に出くわす場面も多いと思われる.婦人科領域でも,子宮内膜症の治療薬として第一選択で使用されることの多い第四世代の黄体ホルモン類似物質ジエノゲスト薬が抑うつを引き起こすことが知られており,うつ病患者が治療を受ける場合には細心の注意を払う必要がある.
A.副腎皮質ステロイド
1940年代後半以降にステロイドは,さまざまな疾患に用いられている.その効果は誰もが認めるところであるが,副作用も多岐にわたる.中枢神経系の副作用としては,一番頻度が高いのはうつ病(うつ状態,適応障害を含む)で4割近いとされる.次に躁病(躁状態,躁うつ混合状態を含む)で3割,そして2割にせん妄,幻覚妄想などの統合失調症様症状を呈するものが1割程度認められる.精神症
関連リンク
- 治療薬マニュアル2025/ジエノゲスト《ディナゲスト》
- 治療薬マニュアル2025/エスシタロプラムシュウ酸塩《レクサプロ》
- 治療薬マニュアル2025/オランザピン《ジプレキサ》
- 治療薬マニュアル2025/オランザピン《ジプレキサ》
- 治療薬マニュアル2025/アリピプラゾール《エビリファイ》
- 治療薬マニュアル2025/リスペリドン《リスパダール》
- 治療薬マニュアル2025/ハロペリドール《セレネース》
- 治療薬マニュアル2025/メドロキシプロゲステロン酢酸エステル《ヒスロン プロベラ》
- 治療薬マニュアル2025/ジドロゲステロン《デュファストン》
- 治療薬マニュアル2025/リュープロレリン酢酸塩《リュープリン》
- 治療薬マニュアル2025/リュープロレリン酢酸塩《リュープリン》
- 治療薬マニュアル2025/リュープロレリン酢酸塩《リュープリン》
- 今日の治療指針2025年版/エチニルエストラジオール・デソゲストレル合剤
- 今日の治療指針2025年版/ステロイドの副作用と対策
- 今日の治療指針2025年版/月経前症候群
- 今日の治療指針2025年版/無月経と排卵障害
- 今日の治療指針2025年版/更年期障害
- 今日の治療指針2025年版/更年期のうつ
- 新臨床内科学 第10版/3 高プロラクチン血症
- 今日の小児治療指針 第17版/多嚢胞性卵巣症候群