適応
注意欠陥/多動性障害(AD/HD) 注意
1)6歳未満における有効性及び安全性は未確立
2)AD/HDの診断は,米国精神医学会の精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM)等の標準的で確立した診断基準に基づき慎重に実施し,基準を満たす場合にのみ投与
用法
〔18歳未満〕1日0.5mg/kgより開始,その後1日0.8mg/kgとし,更に1日1.2mg/kgまで増量した後,1日1.2~1.8mg/kgで維持 ►増量は1週間以上の間隔をあけて.いずれの投与量においても1日2回に分けて ►(増減)1日量は1.8mg/kg又は120mgのいずれか少ない量を超えない 〔18歳以上〕1日40mgより開始,その後1日80mgまで増量,1日80~120mgで維持 ►1日80mgまでの増量は1週間以上,その後の増量は2週間以上の間隔をあけて行う.いずれの投与量においても1日1回又は2回に分けて経口投与 ►(増減)1日量は120mgを超えない 注意
①CYP2D6阻害作用を有する薬剤を投与中又は遺伝的にCYP2D6活性欠損が判明の患者(poor metabolizer)では,血中濃度が上昇し,副作用発現のおそれ→忍容性に問題がない場合にのみ増量等,状態を注意深く観察し,慎重に
②中等度(Child-Pugh Class B)の肝機能障害では,開始用量及び維持用量を通常の50%に減量.又,重度(Child-Pugh Class C)の肝機能障害では,開始用量及び維持用量を通常の25%に減量
禁忌
1)過敏症
2)MAO阻害剤投与中或いは投与中止後2週間以内
3)重篤な心血管障害(血圧・心拍数を上昇させ症状悪化)
4)褐色細胞腫又はその既往歴(急激な血圧上昇・心拍数増加の報告)
5)閉塞隅角緑内障(散瞳あり)
注意
〈基本〉
➊医師又は医療従事者は,投与前に患者(小児の場合は患者及び保護者又はそれに代わる適切な者)に対し,本剤の