診療支援
治療

導尿,膀胱洗浄
urethral catheterization,bladder wash out
梅原 直
(聖路加国際病院小児科)

Ⅰ.導尿

A.適応

 診断目的として無菌的採尿や尿路造影検査など,治療目的として尿閉や排尿障害などがある.

B.準備

 ディスポーザブルカテーテル(6~10F),持続導尿の場合にはバルーン付きカテーテル(6~12F)とバルーン用蒸留水,清浄綿,潤滑剤,消毒,鑷子,または市販の導尿セットを準備する.処置前に尿道損傷や過去の挿入困難の既往,バルーンのカフチェックを確認する.

C.手技

 患児を仰臥位として,尿道口を確認して消毒や洗浄を行う.

1.男児

 新生児や乳児は包

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