治療のポイント
・体温管理,呼吸状態に留意する.
・低血糖に注意する.
・哺乳不良,脱水や体重増加に注意する.
・光線療法を要する高ビリルビン血症の発症に注意する.
・パリビズマブの対象である場合には,予防接種の案内をする.
●病態
・在胎34週0日以上37週0日未満の児をlate pretermとよぶ.
・2005年に米国のNational Institute of Child Health and Human Developmentが在胎34週0日から36週6日までを後期早産と指定し,以前はnear termという用語で分類されていたが「ほとんど正期産」ではないという事実を強調するためlate pretermが標準用語として確立した.
・中枢機能,内分・代謝の未熟性に関連した合併症のリスクは高く,低体温,低血糖,呼吸障害,高ビリルビン血症のみならず,哺乳の観察も必要とされる.
●治療方針
未熟性から生じる