治療のポイント
・新生児,免疫不全患者は重症化するリスクが高く,疑った時点で早期の抗ウイルス薬の全身投与を行う.
・脳炎などの重症感染症を疑った場合,早期の抗ウイルス薬全身投与を行う.
・重症感染症後や繰り返す感染症に対して,維持抑制療法を行うことがある.
●病態
・単純ヘルペスウイルス(HSV)は二本鎖DNAウイルスであり,一般的に口唇や顔面などに感染するHSV-1と,腰より下の性器などに感染するHSV-2に分類される.
・初感染後,潜伏感染し再活性化を起こす.初感染による病態と,口唇ヘルペス,陰部ヘルペスなどの再活性化による病態に分けられる.
・新生児,免疫不全者のHSV感染症は重症化するリスクが高い.
・鼻粘膜から嗅球経由で神経行性に中枢神経へ感染が拡大すると,単純ヘルペス脳炎を起こす.
・重症単純ヘルペス感染症罹患者のなかに,TLR3欠損などの自然免疫異常がいる.
・多形滲出性紅斑の原因として,重要な