・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
[感]腸チフス,パラチフス:3類 [学]腸チフス,パラチフス:3種(病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
治療のポイント
・腸チフス,パラチフスでは抗菌薬投与が必要であり,経口薬ではアジスロマイシンやキノロン系,静注薬では第3世代セフェム系が第1選択である.
・抗菌薬が必要な場合,血液培養採取後に抗菌薬治療を開始する.
・非チフス性サルモネラ胃腸炎に対しての抗菌薬投与は推奨されない.ただし,重症例や免疫不全などの基礎疾患を有する患者などに対しては,抗菌薬投与が推奨される.
●病態
・サルモネラ感染症のうち,腸チフスはチフス菌(Salmonella typhi),パラチフスはパラチフスA菌(S.Paratyphi
関連リンク
- 治療薬マニュアル2025/アジスロマイシン水和物《ジスロマック》
- 治療薬マニュアル2025/ノルフロキサシン《バクシダール》
- 治療薬マニュアル2025/セフトリアキソンナトリウム水和物《ロセフィン》
- 治療薬マニュアル2025/セフォタキシムナトリウム《クラフォラン セフォタックス》
- 今日の治療指針2025年版/炭疽 [■4類感染症]
- 臨床検査データブック 2025-2026/グラム陰性菌感染症
- 今日の診断指針 第9版/腸チフス・パラチフス
- 今日の診断指針 第9版/小児サルモネラ感染症
- 今日の小児治療指針 第17版/緑膿菌感染症
- 今日の小児治療指針 第17版/リステリア感染症
- 今日の小児治療指針 第17版/扁桃炎