治療のポイント
・治療前の血清において,抗AQP4抗体もしくは抗MOG抗体(民間会社で受託可能)を測定することが望ましい.
・急性増悪期の治療の第1選択であるステロイドパルス療法は,抗AQP4抗体もしくは抗MOG抗体の測定結果によらない.
・抗AQP4抗体もしくは抗MOG抗体陽性の場合は治療方針が多発性硬化症と異なるため,専門医に治療方針をコンサルトする.
●病態
・中枢神経の炎症性脱髄疾患で,時間的多発性と空間的多発性を満たす原因不明の疾患である.
・広用されているMcDonald診断基準(2010年改訂)が,近年さらに改訂された(2017 McDonald診断基準:The Lancet Neurology).
・脳・脊髄MRIのほか,髄液のオリゴクローナルIgGバンド陽性が診断に有用である.
・抗MOG抗体関連脱髄疾患や抗アクアポリン4(AQP4)抗体陽性視神経脊髄炎関連疾患(NMOSD)との鑑別が重
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