診療支援
治療

頭蓋骨縫合早期癒合症
craniosynostosis
坂本好昭
(慶應義塾大学形成外科学・専任講師)

●病態

・頭蓋骨には前頭縫合,冠状縫合,矢状縫合,ラムダ縫合があり,これらの縫合は生後脳が発育する際に同部が裂けるようにして頭蓋が成長する.

・本症は,この頭蓋縫合が何らかの原因で癒合してしまい,脳の正常な発達が妨げられてしまうと同時に頭の形が変形する病気である.

・診断は単純X線,あるいはCTで頭蓋縫合の癒合を確認する.

・病変が頭蓋に限局されたものを非症候群性,病変がさらに顔面,四肢に及ぶもの

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