●病態
・先天網膜・硝子体疾患には,さまざまな疾患が含まれており,Leber(レーバー)先天盲のように重篤なものから,日常生活にあまり問題のない疾患も含まれる.
・どれも頻度は高くないが,硝子体血管系遺残(第一次硝子体過形成遺残),朝顔症候群,コロボーマ,家族性滲出性硝子体網膜症,Norrie(ノリエ)病,Stickler(スティックラー)症候群,網膜血管腫,網膜色素変性,先天網膜分離症,白点状眼底,先天停在性夜盲,Best(ベスト)病,Stargardt(シュタルガルト)病,桿体1色覚,S(青)錐体1色覚,コロイデレミア,脳回状脈絡網膜萎縮,Coats(コーツ)病,眼白皮症,Bloch-Sulzberger(ブロッホ・サルズバーガー)症候群(色素失調症)などがあげられる.
・このなかには網膜芽細胞腫との鑑別が必要な疾患や,光凝固治療や網膜剥離手術が必要な疾患が含まれる.
●治療方針
上記のうち特