適応
脊髄小脳変性症における運動失調の改善 注意運動失調を呈する類似疾患が他にも知られていることから,病歴の聴取及び全身の理学的所見に基づいた確定診断の上,投与
用法
1回5mg 1日2回(朝・夕)(増減)
注意
〈適用上〉
①OD錠自動分包機には適さない(通常の錠剤に比べてやわらかい)
➋OD錠吸湿性を有するため服用直前にシートから取り出す
➌OD錠欠け・割れ時には全量服用するよう指導
➍OD錠舌の上で唾液を浸潤させると唾液のみで崩壊するので水なしで服用可能.水で服用も可能
➎OD錠寝たままの状態では水なしで服用しない
患者背景
〈合併・既往〉内分泌異常→臨床症状を観察し,必要に応じて血中ホルモン濃度(TSH,プロラクチン等)を測定することが望ましい 〈腎〉重度の腎機能障害1名で血漿中濃度が約4.2倍上昇
〈妊婦〉有益のみ 〈授乳婦〉非推奨(動物で移行) 〈小児〉臨床試験は未実施 〈高齢〉用量に注意(主として腎臓から排泄:高い血中濃度持続のおそれ)
副作用
〈重大〉
1)痙攣
2)悪性症候群(発熱,無動緘黙,筋強剛,脱力,頻脈,血圧の変動等.又,発症時には,白血球増加,CK上昇の出現が多く,又,ミオグロビン尿を伴う腎機能低下が出現することがある)
3)肝機能障害,黄疸(AST・ALT・Al-P・LDH・γ-GTPの上昇等)
4)ショック様症状(一過性の血圧低下,意識喪失等)
5)血小板減少→中止等処置
〈その他〉
1)血液(赤血球減少,Hb減少)
2)循環器(血圧及び脈拍数の変動,動悸)
3)消化器(悪心・嘔吐,下痢,食欲不振,胃部不快感,胃炎,腹痛,口渇,便秘,舌炎)
4)肝臓(AST・ALT・γ-GTP・Al-P・LDH・TG・総コレステロールの上昇)
5)腎臓(BUNの上昇)
6)精神神経(頭痛,めまい,ふらつき,振戦,しびれ,眠気,頭がボーっとする,不眠)
7)過敏症(発疹,瘙痒)
8)内分泌〔TSHの変動,甲状腺ホルモ
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