適応
1手術時の低血圧維持
2手術時の異常高血圧の救急処置
3急性心不全(慢性心不全の急性増悪期を含む)
4高血圧性緊急症
用法
5%ブドウ糖で希釈し,0.06~0.1%(0.6~1mg/mL)溶液を持続静注 1成人0.5μg/kg/分の投与速度で開始し,過度の血圧低下に注意しながら徐々に増量して目的値まで血圧を下げ,以後血圧をモニターしながら投与速度を調節.通常,2.5μg/kg/分以下の投与速度で目的とする血圧が得られ,それを維持することができる.尚,最高投与速度は3μg/kg/分を限度.又,開始投与速度は適減 2成人0.5μg/kg/分の投与速度で開始し,過度の血圧低下に注意しながら徐々に増量して目的値まで血圧を下げ,以後血圧をモニターしながら投与速度を調節.通常,2.0μg/kg/分以下の投与速度で目的とする血圧が得られ,それを維持することができる.尚,最高投与速度は3μg/kg/分を限度.又,開始投与速度は適減 34小児0.5μg/kg/分の投与速度で開始し,過度の血圧低下に注意しながら徐々に増量して目的とする血行動態を得るまで循環動態をモニターしながら投与速度を調節.通常,3.0μg/kg/分以下の投与速度で目的とする血行動態が得られ,それを維持することができる.尚,最高投与速度は10μg/kg/分を限度.又,開始投与速度は適減 注意
①高齢者では血圧低下作用が強く現れる為,低用量から開始等,患者状態を観察しながら慎重に投与
②代謝物として生成されたシアンは更にチオシアンに代謝されて解毒されるが,500μg/kg以上を2μg/kg/分より速く投与すると,体内における解毒処理能力を超えてシアンが生成される為,投与速度が2μg/kg/分を超える場合は総投与量が500μg/kg以上とならないように注意
③〔急性心不全,高血圧性緊急症〕3μg/kg/分を超える投与速度での投与は重篤な副作