適応
1機能性子宮出血
2月経困難症,月経周期異常(稀発月経,頻発月経),過多月経,子宮内膜症,卵巣機能不全
3生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整 注意3妊娠率や生産率の報告を踏まえると,本剤を含む卵胞ホルモン・黄体ホルモン配合剤で調節卵巣刺激の開始時期の調整を行った場合は,開始時期の調整を行わない場合と比べて,妊娠率や生産率が低下する可能性→このことを患者に説明した上で,本剤の投与の要否は,患者ごとに治療上の必要性及び危険性を考慮して慎重に判断
用法
11日1錠 7~10日間連続 231日1錠 月経周期第5日から約3週間連続
禁忌
1)血栓性静脈炎,肺塞栓症又はその既往歴(血液凝固能亢進され,悪化又は再発)
2)エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば乳癌,子宮内膜癌)及びその疑い(腫瘍の悪化或いは顕性化を促す)
3)重篤な肝障害(悪化)
4)前回妊娠中に黄疸又は持続性瘙痒症の既往(再発)
5)前回の妊娠中に悪化した耳硬化症の既往(再発)
6)妊娠ヘルペスの既往(再発)
7)鎌状赤血球貧血(血栓症又は肝障害)
8)デュビン・ジョンソン症候群,ローター症候群(悪化)
9)脂質代謝異常(悪化)
10)妊婦・妊娠
11)診断の確立していない異常性器出血(悪性腫瘍の場合,悪化)
注意
〈基本〉
➊年齢,喫煙,肥満,家族歴等のリスク因子の有無にかかわらず血栓症が現れることがあり,緊急対応を要する次のような症状が現れた際は直ちに中止し処置:下肢の急激な疼痛・腫脹,突然の息切れ,胸痛,激しい頭痛,四肢の脱力・麻痺,構語障害,急性視力障害等.患者に対しても,このような症状が現れた際は,直ちに中止し,救急医療機関を受診するよう説明
②服用中に,血栓症が疑われる下肢の疼痛・腫脹・しびれ・発赤・熱感,頭痛,嘔気・嘔吐等の症状が現れた際は,中止等処置
③血栓症のリスクが高まる状態(体を動かせない状態,顕著な血圧上昇,脱水等)が認め