適応
緊急避妊 注意
1)完全に妊娠を阻止することはできない
2)避妊措置に失敗した又は避妊措置を講じなかった性交後に緊急的に用いるものであり,通常の経口避妊薬のように計画的に妊娠を回避するものではない
用法
性交後72時間以内に1.5mgを1回経口投与 注意投与する際には,できる限り速やかに服用するよう指導
禁忌
1)過敏症
2)重篤な肝障害
3)妊婦・妊娠
注意
〈基本〉
①性交後に妊娠を回避するためのものであり,計画的に避妊する場合は,可能な限り避妊効果の高い経口避妊薬などを用いて避妊する
➋投与後も妊娠する可能性があるため,適切な避妊手段を指導
③投与に際し以下の点を確認
a)妊娠していないこと
b)問診等による,肝機能異常,心疾患,腎疾患及びその既往歴の有無
➍投与後には,不正性器出血や妊娠初期の出血を月経と区別できない場合あり→月経周期を考慮し適切な時期に再来院する等指導
〈その他〉緊急避妊に使用した場合の報告ではないが,他の黄体ホルモン製剤を使用した妊婦からの出生児において外性器異常の報告
患者背景
〈合併・既往〉
①心疾患又はその既往歴(Na又は体液の貯留で症状増悪)
②重度の消化管障害又は消化管の吸収不良症候群(有効性が期待できない恐れ)
〈腎〉腎疾患又はその既往歴(Na又は体液の貯留で症状増悪) 〈肝〉
①重篤な肝障害:禁忌(代謝能が低下しており肝臓への負担が増加し症状増悪)
②肝障害(代謝能が低下しており肝臓への負担が増加し症状増悪)
〈妊婦〉妊B3
①禁忌(既に成立した妊娠には,本剤の有効性は期待できない)
②海外での観察研究において,レボノルゲストレルを緊急避妊に使用したにもかかわらず妊娠に至った場合の児の奇形,流産等の発現割合は,非投与の場合と比較して差は認められなかったとの報告
〈授乳婦〉非推奨.投与後24時間は授乳を回避(移行)
相互
〈併用注意〉
1)抗痙攣薬(フェノバルビタール,フェニトイン,プリミド
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